秋の初めのルブトン☆

夫「涼しくなってきたし、あちこちちょっと気になるレストランへ出かけてみるか」

K「いいね。行きましょ行きましょ〜♬」

日本の真夏の暑さは大嫌い→暑いと動きたくない→ヘタレ。やる気出さない→やたら不機嫌になる。そんな夫は気温が下がりだし、涼しくなってくると気持ち前向き元気、行動範囲も広がる。

K「じゃ、どこにする？ 〇〇？それとも〇〇？ ちょっと高いけど（雑誌に載ってる）ココは？」

30分後。

夫「ルブトン（Le Bouton）予約しました」

K「え…」

（関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1661.html）

夫「そりゃ気になるお店、新しいお店は色々あるけど、ちゃんと美味しいのか？俺たちの好みなのか？本当に好きなお店に行くのがいいよ」

K「確かに！ルブトンがいい♡」

コロナ前の私なら「また！？ブログネタ的には新鮮味に欠けるな〜」なんてブツブツ言いがちでしたが、今はそう思わない。（ちゃっかりこうしてブログネタにもしてますけど）

コロナ前の生活を取り戻しつつある中で、いざ出かけるとなると、ビフォーコロナのように話題店や新しいお店に積極的に行きたいという気持ちが半減。

TPOはあるものの、夫婦二人で美味しく、気持ちよく食事できるお店は絞られ、そこに通うことの愉しさが心と胃袋に響く今日この頃なのです。

という訳で、席についたら即！シャンパンをいただきながらのメニュー選び。

本マグロの赤玉ねぎのアグロドルチェ。

音から連想できるようにイタリア語の酸っぱいを意味する「アグロ」と、甘いという意味の「ドルチェ」を合わせた「アグロドルチェ」と言えば、シチリアなどで馴染みのあるバルサミコ酢が効いた甘酸っぱい味付け。

マグロの赤と赤玉ねぎの赤が重なって美しい。

佐渡産黒イチジクとブッラータチーズ。

クルミのソースがギュッと全体をまとめるアクセントに。

揚げたての自家製ロースハムと万願寺唐辛子の串揚げ。

そのままレモン汁だけもでも抜群に美味しいのですが、最後のひと口は自家製ウスターソースをつけて味変。

このウスターソースの味わいは複雑で後を引く。

トリッパとレンコン。

統計的に私の中ではトリッパはイタリアで食べるものより日本で食べる方が美味しい。

そして今回も外せなかった「江戸前穴子パイ」。

これがメニューある時にスルーしたことは一度もない！

北海道産エゾジカのロースト。

聞けばやはり鹿も本州と北海道では味わいに違いがあるのだそう。

言われてみると、先日八ヶ岳でいただいた鹿肉とは確かにまた違った美味しさ。

鹿そのものの肉質はもちろん、仕留め方や熟成方法によって別物になることはちょっと想像できます。

裏メニューなシメは、カレー中盛り。

このへんの、お腹の状態に合わせてボリューム調整をしていただけることは本当にありがたく、お陰で最後まで美味しくいただけます。

どんなに美味しくても、この年になると無理して食べると夜は寝苦しく、朝の目覚めは重く、キッツイものがありますから…。

カレーをオーダーする前から気になっていた、次々にオーダーが入っているあのデザートは！？

その正体は、ピエモンテ産ヘーゼルナッツクリームのさくさくミルフィーユ。

ナッツ好きにはこのデザートは、ズバっと直球真ん中ストレートに響きました♡

秘かに全種類アイス制覇を目指してますが、今回はマスカルポーネチーズアイスを。

そしてこの日もワインペアリングも愉しんだ秋の初めのルブトンなディネでした☆

やっぱりここに来てよかった！と満腹満足で帰宅。

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ヴェネツィアの1枚。

コロナ前は春と秋に出かけていた大好きな水の都。

以前届いた定宿ホテルのオーナーから届いた1枚が…。

アックアアルタはいつもニアミス。

これも晴れ女だから？！

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＊Belle et Bonne Blogは、時々更新☆